カテゴリ:養子( 6 )

養子縁組団体からされたお願い

アメリカにはダウン症専門の養子縁組団体があります。
私たちも養子を視野に入れていたので、途中までお世話になり
結局息子を自分たちで育てる選択をしました。
(詳しいお話は是非過去の記事を読んでみてくださいね)


その団体の方から連絡がきて「ある妊婦さんとお話ししてくれないか」とお願いされました。
私たちはもちろんと快く引き受け主人が彼女とメールでやり取りをして
週末の朝約束した時間に私たちから電話しました。
1回目の電話は留守電になり、10分ほどしてもう一度かけたらまた留守電。
主人がメッセージを残すと彼女からメールがきて「寝ていた」とのこと。
(この時点で私はとても嫌な予感していました)
次の日の同じ時間に改めて話しましょうということになりました。

そして1度目の電話はまた留守番電話。
2度目の電話でやっと彼女が電話に出ました。
そしたら今外に外出していて妊婦服の買い物をしていると言うのです。
だからまた日を改めてくれないか、そう言われました。

私たちも色んな方に話を聞いてもらったり話を聞いたりしましたが
みなさん約束の時間にはちゃんと待機して電話に出てくれました。
電話がかかってくる約束の時間に買い物しているなんてあまりにも失礼です。
正直私はその時点でもう関わりたくないと思いました。
でも主人が「きっと何か事情があるんだよ、もう一度チャンスをあげようよ」と言いました。
そう言うところは彼の方がずっと寛容なのです。

もちろん後日約束の時間にした2度の電話両方とも
すぐ留守電になったのは言うまでもありません。
彼女の声はとても若くて結婚もしていないようでした。
養子に出すつもりで私たちと話したかったのかどうかは今となっては謎ですが
世の中には本当にいろんな人がいるんだな〜と思った経験でした。



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by up-upnutella | 2017-08-17 15:47 | 養子 | Comments(0)

養子縁組団体での経験

私たちは妊娠中養子縁組を視野に入れていました。
結局養子に出さない選択をしたわけですが、そこにたどり着くまで
2組の家族を可能性として考えていました。
今振り返っても息子を養子に出そうとしていたなんてと恥ずかしい思いで
私の後悔でもあります。
それで詳しい事はこのブログにも書かなかったのですが
今日はそれを少し書こうと思います。

1番最初に書類が送られて来た家族は私たちが以前8年住んでいた場所に住んでいる方達でした。
彼らには自分たちの子供の他に養子が2人、そのうちの1人はダウン症を持っていました。
何度か電話で話して話も進んでいたのですが
ある日お父さんからメールが来て
ダウン症を持つ小さな娘さんが急に容体が悪くなり救急に運ばれ小児糖尿病と判明した事が書いてありました。これから食事療法や注射でとても世話がかかるのでそこに赤ちゃんが来るのは無理と。
申し訳ないけれどこの話はなかったことにしてほしいと書いてありました。
養子縁組団体の方によるとまれなケースだったそうです。
ということでその養子の話は白紙に戻りました。

2組目の家族は私たちの州から遠い場所に住んでいて
自分たちの大学生の子供が2人と養子に迎えたダウン症の3歳児が1人。
電話で話を何度かしてとても良い人達と思い、息子も大事に育ててくれると思いました。
お母さんが「ダウン症の養女がどんな風に生活しているかみてほしい」とFacebookのページを
見れるようにしてくれて、そこには女の子の写真がたくさん載っていました。
ところが、私達が彼らを選んだ途端Facebookに息子を養子に迎える事
息子の名前の候補、そしてたくさんの洋服の写真などが掲載されたのです。
私たちはまだ最終的に決定していないプライベートなことを公にされた事に戸惑いました。
それに加えて、子供の名前さえ赤の他人が決めてしまうことにとても違和感を覚え
家族で話し合い息子は自分たちで育てることにしました。

そのことを養子縁組団体の方に連絡して「あなた達の団体がいなかったら私達は怖くて中絶の選択を選んでいたかもしれません。心から感謝します」と伝えました。
すると代表の方が「それは素晴らしい選択で嬉しく思います、向こうの家族も理解してあなたたちが幸せであるようにと言っています」と返事をくれました。
ところがその家族のお母さんは私達の気が変わったことを責める怒りの投稿をFacebookに載せたのです。コメントを寄せた人の中には「実際の親に育てられるのは喜ばしいこと」と書いてくれている人もいましたが、彼女は自分たちが幾らかお金を払わなくてはいけなかったこと。それが無駄になったことを書いていました。
養子縁組は紙にサインするまで決定ではありません。実際産んでから気が変わる人が半分はいると言われました。サイトには「もし気が変わったとしても養子を望む家族はそれも理解して大きな心で養子を待っています」と書いてあります。そして私たち家族にはその権利があるのです。
私達が話しをした家族は皆んな「以前養子縁組が無効になって悲しい思いをした」と言っていました。
それぐらい頻繁にあることなんだと思います。
養子縁組をサポートする方も「あなたたちのケースは早いうちから分かったから全然良い方です」と言っていました。でも彼女は私達が自分達で育てる選択をしたことがよほどショックだったのでしょう。
私たちはどうしても腑に落ちずそのことを養子縁組団体に相談しました。
すると「養子縁組は書類にサインして決まるまで第三者に話す事は禁じられています。夫婦2人で話し合うのがルールです。」ととても驚いて怒っていて厳重に注意するとのことでした。

私たちも彼らに申し訳ない気持ちはもちろんありました。でも自分の産む子供の人生なのです、誰だって最後まで悩むに決まってますよね。
そんなこんなで嫌な気持ちは残りましたが、主人の「もう彼らの事は忘れて息子が健康に生まれてくることだけを考えよう」と言う言葉に救われました。
でも私は今でももし息子があの家族へ行っていたらと何度も考えて怖くなります。
そして息子に対して、養子を少しでも考えたことへの懺悔の気持ちでいっぱいになるのです。


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by up-upnutella | 2016-12-06 15:34 | 養子 | Comments(0)

アメリカの養子縁組

このブログを書き始めた頃に書いた「養子」の記事に
今でも沢山のコメントが来ます。
養子に出したくて困っていると言うコメントを読んで
日本では中々養子と言う壁は高いんだなと実感しています。

実際ある知り合いの方から日本では健常者でも養子は中々難しい
ましてや障害があるとわかって産むのは周りに反対されるし
産んだ人は税金の無駄遣いといわれかねないそんな状況ですと教えてもらいました。

アメリカに住んでいると養子を取っている人、私は養子と言う人に良く会います。
私がこちらに来て一緒に暮らしていたホストファミリーは自分の子供達が産まれる前に
2人の子供を養子にしていました。
白人のご夫婦なのですが1番上の息子さんは虐待されていた黒人、
娘さんはベトナム戦争孤児(黒人とベトナム人のハーフ)で
彼女にはポリオと言う障害もありました。
それでも子供達も親御さんも自分達の家族としてバリアもなにもなく育てていらっしゃいました。
そんな家族と住んでいたので私自身も自然に養子は特別ではないと思う様になったのだと思います。

そしてそんな国だからこそダウン症を専門にした養子団体に沢山の家族が
養子にしたいと待っているんだなと思うのです。



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以前にも書きましたが私達も途中までとてもお世話になった
National Down Syndrome Adoption Network
相談した時には180組の家族が登録しているとこの事でした。
養子と言う選択は私達に考える時間を与えてくれました。
日本もそんな風になれば救われる命が増えるのにと思うのです。
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by up-upnutella | 2016-10-24 15:54 | 養子 | Comments(0)

養子に出したい家族との電話

遺伝子カウンセラーの紹介である家族と電話で話す事になりました。
彼らも私達と同じ妊娠中にダウン症と診断されたそうです。
養子に出す事を強く望んでいるとメールには書いてありました。

まず電話に出たのは母親の女性だけでした。
私達が色んな家族と電話する時は必ず夫婦2人でスピーカーフォンにして話しました。
もしかしたら旦那さんには用事があったのかもしれないけれど、ちょっとあれ?っと思いました。
養子についての相談だったので、先ずは家の主人が自分達の経験を話しました。
その中で彼女が「家の主人が「貰ってくれる人ならだれでもいい」って言うんです」と言って
私も主人もまたあれ?っと思いました。
もしかしたら旦那さんが育てるのは絶対無理と言ってあまり協力的ではないのかなと。
でも彼女の話しを聞いていると、ローカルのダウン症ネットワークに電話して話したとか
今度集まりに行ってみようかと思っているとか。
どちらかと言えば育てようか悩んでる様なのです。
実際毎日気持ちが色々変わるんですと言っていました。


彼女がした質問の中に「あなた達が会った家族の中で夫婦の意見が全く違っていた人はいましたか?」と言うのがあってそれで私も主人もあ〜きっと彼女はそれで悩んでいるんだろうなとも思いました。
我が家も最初は2人の意見は違いっていました。
同じ意見になるまでは時間がかかりました、と私は言いました。
主人は私がそう言うまでそれを忘れていた様ですけれど(苦笑)

彼女が「親にも娘達(小学生の子供が2人)にも言ってなくて、
もしお腹が大きくなって来て養子に出す事をどう説明していいだろうか」と質問してきました。
家の娘は17歳だったのでもう色んな事が分かっているけど、確かに小さな子どもに説明するのは
難しいですよね。
私達は私の親には言っていましたが、主人は彼の家族には内緒にしていました。
養子にするか、育てるか選択に寄っても誰に言うか変わって来ますから本当に難しい問題だなと思いました。

私は最後に「ダウン症の子供を育てるって想像したとき、普通の子育てとは全く違うと思っていたけど
娘を育てたときと全く同じ変わらなかった」とそれだけ伝えました。
きっと彼女にも時間が必要なんだと思います。
旦那さんが変わってくれるといいな、私も主人も娘もそう電話を切った後で話しました。




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*彼女と話して色んな思い出が蘇って来ました。主人は何故か色んな事を忘れてしまっていて
私が訂正するとやっと「あ!そうだった」と思い出していました。
あの時の気持ちを彼女が経験しているのかと思うと私もとても苦しい気持ちになりました。*
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by up-upnutella | 2016-10-21 16:12 | 養子 | Comments(4)

養子家族を選ぶ

ダウン症専門の養子縁組を斡旋する団体
National Down Syndrome Adoption Networkから
私達の希望リストを送ってから2日後に
養子家族のプロフィールがいくつか送られて来ました

写真付きでの家族の紹介そして住む家の写真
中にはペットの写真まで載せてある家族もいます
名字はもちろんどの州に住んでいるかもこの時点では分かりません
そのプロフィールから私達は2家族を選んで仲介人に知らせました
そこからは家族と私達の間でのやり取りになります
最初はメールでそして電話で
近い場所に住んでいると会う場合もあるそうです
どちらの家族も私達の州より遠い場所に住んでいるのでそれは無理で
電話で話した限りでは両方の家族共とても素晴らしい人達と思いました

電話の声である程度人となりを判断する事は出来ますが
自分の子供を託すのにその人達に会って目を見て話さないで
決める事にもとても不安がありました

そうしているうちに出産まで3ヶ月を切り
私達は1つの家族を選んだのです

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by up-upnutella | 2015-04-18 17:28 | 養子 | Comments(22)

ダウン症養子ネットワーク

養子に出すか自分たちで育てるのか選択は残っているものの
産むと決めたら胸のつかえが取れ気持ちがとても楽になりました
泣いてばかりいた私も少し前向きになれた様に思います

私達はダウン症専門の養子縁組を斡旋する団体
National Down Syndrome Adoption Networkに連絡を取り
代表者の人と話し始めました

養子の手続きがどんな物か調べ始めたのです
ダウン症の子供を養子にしたいと登録している家族は約170家族
子供が出来ないから養子をと望んでいると言うよりは
自分たちの子育てが終わった私達と同じぐらいの年齢のご夫婦が多く
宗教だったり個人の理由でダウン症の子を養子に迎えたいと思っている様です
もちろん若いご夫婦もいらっしゃいます
赤ちゃんが産まれて書類にサインするまで最終決定ではない事
養子に出すと決めていた家族の50%が赤ちゃんの顔を見て自分たちで育てると決めている事
養子家族はそれも覚悟の上で大きな心で養子にする事を望んでいる事

それを聞いて私達は養子を視野に入れながらどうするか考えて行く事に決めました

最初のステップは私達が養子家族に何を望むかをリストアップする事
そこからなるべくそれに近い家族のプロファイルを送ってもらえる仕組みになっています
田舎に住んでいる家族とか街に住んでいる家族とか
家族構成、宗教、などリストを作って送るのです

自分たちが作ったリストを見て
これって私達家族の事じゃないの?
心の底で本当はそう思っていました
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by up-upnutella | 2015-04-18 02:13 | 養子 | Comments(0)

アメリカ在住。妊娠13週でお腹の子がダウン症と診断された私の苦悩と希望に満ちた道のり


by nutella
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